iPad Air(第3世代)が2019年3月18日に発表され、Apple Storeで即日に販売が開始されました。
前モデルのiPad Air 2から4年半ぶりの発売です。
モデル番号はWi-Fiモデルが「A2152」、セルラーモデルが「A2123、A2153」です。
10.5インチRetinaディスプレイを搭載し、A12 Bionicチップを内蔵、メモリは3GB、バッテリー容量は8,134mAhとなります。
iPad Air(第3世代) ベンチマークスコア
ベンチマークスコアとは、CPU・GPUといった端末の総合的な性能を計測する上で指標となる数値です。
※ AnTuTu/GeekBenchの2種類のスコアを掲載していますが、同じ端末であっても計測した時の状況やバージョンによってスコアに差がでる場合があります。また、実機のスコアが判明していない端末については、同じSoCを搭載した端末のスコアを参照しています。
AnTuTu(V8)
Total | 476515 |
---|---|
CPU | 148046 |
GPU | 199198 |
MEM | 56171 |
UX | 73093 |
Geekbench 5
Single-Core | 1112 |
---|---|
Multi-Core | 2869 |
Metal | 4568 |
iPad Air(第3世代) ベンチマーク総評
iPad Air(第3世代)には、2018年9月に発売したハイエンドスマートフォン「iPhone XS/XS Max」と同じプロセッサが搭載されており、端末の性能も同等程度です。
2019年発売時点では、アプリを利用した通話・メール・SNS・Webサイトの閲覧・動画視聴等の利用に特に問題はなく、ゲームアプリに関しても殆どが快適に動かせるでしょう。
性能的には、同時に発売した「iPad mini(第5世代)」のディスプレイサイズが大きくなったモデルといったところです。
iPad Air(第3世代) 詳細スペック・性能
基本情報 | |
---|---|
名称 | iPad mini(第5世代) |
メーカー | Apple |
発売価格 | Wi-Fiモデル 64GB:54,800 円 256GB:71,800 円 Wi-Fi+Cellularモデル 64GB:69,800 円 256GB:86,800 円 |
カラー | シルバー ゴールド スペースグレイ |
発売日 | 2019年3月18日 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 10.5インチ(対角) LEDバックライトMulti-Touch(IPSテクノロジー搭載) 500ニトの輝度 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング 1.8%の反射率 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
画面解像度 | 2,224 x 1,668 4:3(アスペクト比) |
画面密度 | 264ppi |
サイズ | H:250.6mm W:174.1mm D:6.1mm |
重量 | Wi-Fiモデル 456g Wi-Fi+Cellularモデル 464g |
対応するApple Pencil | Apple Pencil(第1世代) |
対応するキーボード | Smart Keyboard |
システム仕様 | |
OS | iPadOS |
SoC | A12 Bionicチップ Neural Engine 組み込み型M12コプロセッサ |
ストレージ容量 | 64GB/256GB |
RAM | 3GB |
カメラ | |
アウトカメラ | 8 MP ƒ/2.4絞り値 5枚構成のレンズ ハイブリッド赤外線フィルタ 裏面照射 Live Photos 写真とLive Photosの広色域キャプチャ オートフォーカス パノラマ(最大43MP) 写真のHDR 露出コントロール バーストモード タップしてフォーカス タイマーモード 自動手ぶれ補正 写真へのジオタグ添付 |
ビデオ撮影 | 1080p HDビデオ撮影(30fps) 720p(120fps)スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ ビデオの手ぶれ補正 3倍ビデオズーム ビデオへのジオタグ添付 |
フロントカメラ | FaceTime HDカメラ 7MPの写真 ƒ/2.2絞り値 1080p HDビデオ撮影(30fps) Retina Flash 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 写真とビデオの自動HDR 裏面照射 バーストモード 露出コントロール タイマーモード |
充電・バッテリー | |
バッテリー容量 | 8,134mAh Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 |
高速充電 | ○ |
ワイヤレス充電 | – |
機能・センサー | |
生体認証 | Touch ID(指紋認証) |
センサー | 3軸ジャイロ 加速度センサー 環境光センサー 気圧計 |
コネクタ | Lightning Smart Connector |
スピーカー | 2スピーカーオーディオ |
イヤホンジャック | ○ |
GPS | Wi-Fiモデル 非搭載 Wi-Fi+Cellularモデル Built‑in GPS/GNSS |
ネットワーク機能 | Apple Pay(アプリ内とウェブ上でのiPadでの支払い) |
防水・防塵 | – |
ネットワークと接続性 | |
対応バンド |
Wi-Fi+Cellularモデル FDD-LTE:1 (2100) / 2 (1900) / 3 (1800) / 4 (1700/2100 AWS) / 5 (850) / 7 (2600) / 8 (900) / 11 (1500) / 12 (700) / 13 (700) / 14 (700) / 17 (700) / 18 (800) / 19 (800) / 20 (800) / 21 (1500) / 25 (1900) / 26 (850) / 28 (700) /29 (700) / 30 (2300) / 66 (1700/2100) TD-LTE:34 (2000) / 38 (2600) / 39 (1900) / 40 (2300) / 41 (2500) / 46(5200) |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
SIM規格 | nano-SIM(Apple SIMに対応) eSIM |
iPad Air(第3世代)の特徴
2019年3月発売モデル「iPad Air(第3世代)」の特徴についての簡単な解説です。
約4年半ぶりのiPad Airシリーズ
2013年に初代iPad Airが、2014年にiPad Air 2が発売し、それから4年半ぶりとなる新型iPad Airです。
無印iPadでは性能に不満があるけれども、iPad Pro程の性能は必要ないという方にぴったりのiPadです。
Apple Pencil(第1世代)に対応
第3世代からiPad AirでもApple Pencilに対応しました。
第3世代で使用できるのは、第1世代のApple Pencilです。
Smart Keyboardに対応
iPad Air(第3世代)は、Apple純正のキーボード付きケース「Smart Keyboard」に対応しています。
ペアリングも充電も不要で簡単に取り付けられるので、どんな時でもすぐに作業に取りかかることができ、使い終わったら、折りたたむだけでスリムで軽いカバーになります。
Neural Engineを搭載したA12 Bionicチップ
搭載されているプロセッサは、2018年9月に発売したiPhone XS/XS Maxと同じNeural Engineを搭載したA12 Bionicチップです。
このチップはリアルタイムの機械学習を使って、あなたが写真、ゲーム、拡張現実などを体験する方法を進化させます。
対応バンド(4G LTE)
iPad Air(第3世代)には「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」の2つのモデルがあり、「Wi-Fi+Cellularモデル」のみLTE通信が利用できます。
ドコモ、IIJ等MVNO
対応バンド | 周波数帯 | 対応状況 |
---|---|---|
1 | 2.0GHz | ○ |
3 | 1.7GHz | ○ |
19 | 800MHz | ○ |
21 | 1.5GHz | ○ |
28 | 700MGHz | ○ |
42 | 3.5GHz | – |
LTEは全国をカバーする主要周波数帯のバンド1、東名阪の高速通信バンド3、地下や郊外を担当するプラチナバンドの19に対応。
ドコモで重要なバンドである1、3、19のすべてに対応していますので、ドコモ回線で問題なく4G LTEが利用できます。
au、UQモバイル
対応バンド | 周波数帯 | 対応状況 |
---|---|---|
1 | 2.0GHz | ○ |
11 | 1.5GHz | ○ |
18 | 800MHz | ○ |
26 | 800MHz | ○ |
28 | 700MHz | ○ |
41 | 2.5GHz | ○ |
42 | 3.5GHz | – |
LTEは全国をカバーする主要周波数帯のバンド1、地下や郊外を担当するプラチナバンドの18(26)に対応。そのほか、高速通信方式であるTD-LTE(WiMAX 2+)のバンド41にも対応しています。
auで重要なバンドである1、18(26)の全てに対応しており、au回線での4G LTEの使用は問題ありません。
ソフトバンク、ワイモバイル
対応バンド | 周波数帯 | 対応状況 |
---|---|---|
1 | 2.0GHz | ○ |
3 | 1.7GHz | ○ |
8 | 900MHz | ○ |
11 | 1.5GHz | ○ |
28 | 700MHz | ○ |
41 | 2.5GHz | ○ |
42 | 3.5GHz | – |
LTEは全国をカバーする主要周波数帯のバンド1、サブバンドの3、プラチナバンドの8に対応。
ソフトバンクで重要なバンドである1、3、8に全てに対応しており、ソフトバンク回線での4G LTEの使用は問題ありません。
楽天モバイル
対応バンド | 周波数帯 | 対応状況 |
---|---|---|
3 | 1.7GHz | ○ |
18 | 800MHz | ○ |
楽天自社回線であるバンド3と、パートナー回線(au)のバンド18に対応。
iPad Air(第3世代)は楽天回線対応製品の中に入っていませんが、データ通信やテザリングの利用が可能という報告があがっています。
購入・取り扱い先
iPad Air(第3世代)ドコモ・au・ソフトバンクでキャリア版が、Apple Storeや家電量販店でSIMフリー版の購入が可能です。